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なたでここ

言いたいだけ

Second star to the right, and straight on till morning.(まっすーの誕生日に寄せて)

ピーターパンは実在した。

 
突然なんの話をするのかと思われても仕方がないと思う。話は、先日、日課の画像検索をしていた時に遡る。とある画像を見かけて、「ああ、今日もまっすーは相変わらずかわいいな、茶髪に戻したんだ?」なんて思った私は左下の文章を観て唖然とした。そこには「New Single さくらガール Now on sale」と書いてあったのである。私がてっきり雑誌の今月号の一コマだろうと思ったその画像は、あろうことか5年も前の代物だった。
 
ピーターパンよろしく、芸能人もといアイドルだって一般人同様、商売道具である容姿を一定水準に、むしろそれ以上に保つというのは並大抵のことではないはずだ。5年という期間があれば、きっとその経過に合わせて顔のつくりだって、体型だって変わりゆくだろう。髪型なんて一番わかりやすいところだ。しかし、増田貴久という人には、経年劣化と言う言葉は一切縁がない。むしろそこだけ時の流れが止まったかのように錯覚させられるほど。これはきっと彼の掲げるアイドルとしての(当然の)あり方の一部で、それを体現しているにすぎないのだろう。そんな彼のアイドル然とした発言および行動を挙げると枚挙にいとまがない。
 
たとえば彼はトイレには行かないと言い張る。仮にトイレに行ったとしよう、彼はそこで何をするかといえばイチゴとマシュマロ*1を排出すると豪語する。プライベートは徹底した秘密主義。とある雑誌の企画で行われた部屋紹介では、他のメンバーがぬいぐるみやら家電やらを仔細に紹介する中、彼が紹介したのはテレビ、ソファー、テーブル、雑誌の山のみ*2。このような言動はデビュー当初から現在に至るまで一貫して継続されている。恐らくそこには増田貴久が考える確固たるアイドル像があって、自分で決めたルールの下で彼は巧みに仕事としてアイドルを演じきる。他の3人から「頑固」と評されるように、増田貴久という人は自身の信念をどこまでも貫きとおす人なのだ。
 
そんな彼がずっと言い続けてきた、彼なりの定説があった。「26歳からがオトナ」説である。社会通念上の成人であるハタチを迎えたとき、当時仲良くしていた年上(26歳)の友人と比べて、彼は自分がまだまだ子供だと思い知る。そんなまっすーは「26歳までお酒の話はしない」と決め、26歳になるまでは知識や経験を身に着け、成長する期間にしようと考えたそうである。
 
彼が26歳を迎えた年、2012年は、奇しくもNEWSが4人となって新生NEWSとして再始動した年であった。自分の中での節目の年に、NEWSはグループとしても新たな局面を迎えることとなった。きっとさまざまな葛藤と戦い、思うところはあっただろう。それでも彼は今までのパブリックイメージを壊しかねないとしても、自分のルールに従って「オトナ」な増田貴久像を見せはじめることを選んだと見える。結局はその「オトナ」な一面は身内向けというか、比較的ドメスティックなところでしか展開されておらず、一般からみてそのアイドル性は守られているように思う。ラジオや雑誌といった比較的ファン寄りのメディアでは等身大の「増田貴久」として、外からの目に触れることの多いテレビではファンシーでキュートな「まっすー」として振る舞う。新たな一面を見せ始めたとはいえ、彼の内面にある「アイドル像」は一向にブレないようだ。つくづく、本当に頑固な人である。
 
今のNEWSを彼ほど俯瞰している人物はいないと思う。その人となりを内からも外からも十分に理解しなければ、きっとあんな風に個々人にぴったりフィットした衣装は作れない。「メンバー愛」は今やリーダーの代名詞の一つだが、彼だって負けてはいない。*3
 
メンバーはもちろん、僕はNEWSを守ってくれたファンも、近くで支えてくれているスタッフも、全部合わさってNEWSだと思ってて。みんなが同じように強く、NEWSを愛してくれてるって思うんですよね。僕がいちばんって言いたいとこですけど(笑)みんな同じ思いで、同じくらい強く愛したから、NEWSは今、続いてるんじゃないですか。
―MYOJO2015年8月号 10000字インタビューより
 
 彼が東京ドームという会場に執着するのには、実はこの発言がすごくかかわっているんじゃないかと思う。単純計算で5万5千人の愛が一心に自分に向くかけがえのない場所。そこにはメンバーはもちろん、スタッフも一緒にいる。「NEWS」を形作るものが一番多く集合しうる場所、それが東京ドームなのだ。これからもまっすーは東京ドームでコンサートをする度に、あのセリフを口にするんだろう。
 
 
今日29歳を迎えた貴方へ。“Do as you like.” この言葉を贈ります。マイペースでいい、時に寄り道したっていい。貴方が生きやすい世界を造るのは貴方なのだから。これからはもっともっとそのありのままの姿に触れる機会が多くなるのかな。楽しみにしています。改めて、増田貴久くん、お誕生日おめでとうございます。元服したピーターパンが見せてくれる夢を、かけてくれる魔法を、ずっとずっと夢見るウェンディでありたい。心からそう思います。

*1:余談だが、彼はごく最近までマシュマロをマショマロだと思っていた

*2:ちなみにテーブルの上にはリモコンが3つとアロマキャンドルがあるようだ

*3:あまり知られていないかもしれないが、まだNEWSが8人だった頃、まっすーは肺気泡で入院した元メンバーのお見舞いに単身わざわざ大阪まで行ったことがある