ジャニヲタ文芸部 第0回 「担当」
漸く時間が取れたので、こちらに参加させていただこうと思います。滑り込み!ずっと書いてみたかった「担降りブログ」のようなもの。でも私は「担降り」の経験がないので、「担“堕ち”」ブログ、いや、「担“増し”」ブログといったところになるでしょうか。
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担当が増えたあの時、私はまるで枝先に止まったトンボだった。
もし私が5年前の私と対峙することがあったなら、「“担当”が2人いる、しかも同じグループ内に」なんて言いだしたが最後、横っ面をパーンとはたかれて「信じらんない、私はそんな風な大人になったりしない」なんて捨て台詞を吐かれるだろう。それくらい当時の“担当”に対する人々の考え方は一夫一妻制的というか、“掛け持ち”はとかく公言するものではなかった記憶がある。“担当”を一人に絞らなければならないために“神”に昇格されるものもいれば、“副担”としてサブの位置づけに置かれるものもあった。それが今はどうだろう。いわゆるDDという概念が浸透して、今まで声高に叫ぶことが出来ず、人々が泣く泣く1人に絞っていた“担当”を複数持つことは“悪”ではなくなった。
先に私の中の“担当”の概念をはっきりさせたい。私にとって“担当”とは、「時間とお金を惜しみなく使える人」のことである。私は熱しやすく冷めやすいタイプで、“好き”の気持ちの大小は正直言って時期によって変動するものであるという認識なので、“担当イコール一番好きな人”と言い切ることは出来ない。その揺れ動く気持ちが一過性のものではなく、時間とお金を蝕むようになった時、その時は便宜的に“担当”と呼ぶことに決めた。
過去何度かこのブログ内でも述べてきたように、私は手越祐也という人を担当するようになって約12年になる。12年間のうち、最初の6年くらいは本当に盲目だった。いつか彼と付き合うことを夢見ていた時期だってある。彼がすることなすこと全部知りたかったし、いつだってそこには肯定の感情しかなかった。彼を否定するものは私が粛清する、くらいの気持ちでいた。でも、私が好きになった頃の彼がいなくなりつつあるという不安が大きくなっていった。
4人体制になってから初めて行ったコンサートで、私は今まで目もくれなかったはずの小山慶一郎という人に堕ちた。スタンド最前列で手越祐也のうちわを振っていた私の目の前に立った彼は、あろうことか私の肩へと手を伸ばし、私の目をじっと見据えて20秒ほど歌い続けた。そして去り際に、まるでトンボを捕まえんとするかのように人差し指をくるくると回し、私の視線をくぎ付けにしただけでなく、心まで全部攫っていった。「好きになるのに、1秒もいらない」というキャッチコピーがあるが、あの時私にはおよそ30秒もの猶予が与えられていた。こんなに大きくてわかりやすい釣り針を!?と戸惑ったことは否めない。それでも、釣られてみることにした。
しかしそれからおよそ1年半もの間、私は自分を偽り続けた。手越担であらねば、という義務感が苦しいほどに私を縛った。担当とは1人であるべきだ、と思い込んでいたからだ。明らかに熱量のベクトルが小山くんの方を向いていると気づいていながら、私はそんな自分の心に蓋をした。
同じグループ内で気になるメンバーが増えると、非常にのめり込みやすいものだと学んだ。CD・DVDの類は基本的に全て揃っているから新しく買い求める必要はない。雑誌(の切り抜き)だって結構なラインナップだし、過去のテレビ・ラジオ等もある程度はデータが残っている。なにより、グループのことを新たに学びなおす必要がない。普段日本中心の世界地図を見慣れた我々がヨーロッパ中心に描かれた世界地図に多少の違和感があるように、これまで手越祐也を中心に観ていたものを違った視点から観てみるのは、純粋に新鮮で面白かった。どんどん深みにはまる自覚はあった、それでも私は手越担であり続けたかった。
2015年3月21日、私はガイシホールにいた。「この名古屋3公演で降りるか降りないか決めよう」そう思って。でも、結論から言って無理だった。私にはどちらか一方を選択するなんてできなかった。
もし小山くんの手を取れば、私はこの12年を棒に振ることになる、という気持ちが一番大きかった。これはやっぱり義務感だろうか、今となっては別になんだっていいのだけど、とにかく、“手越祐也を担当していない自分”が想像もつかなくて、なんだか自分の体の一部がなくなってしまうような気さえした。羽をもがれたトンボはこんな気持ちなのかもしれない。そんな時に限って、何年かぶりに彼からファンサをもらったりするものだから、私は結局のところ手越祐也という人の呪縛から一生逃れられないのだと悟った。こんな幸せな呪縛、他にあるだろうか。
そして、私は自分に嘘をつくのをやめた。どっちも好きなのだ。だから、小山くんが好きだという気持ちも素直に大切にしてみようと思った。6月14日、東京ドームで初めて紫色の字で書かれたうちわを持つことにした。前の日に鏡の前でうちわを持ってシミュレーションをして、あまりに所在なさげな自分に驚いた。思った以上に手越担という肩書きは私のアイデンティティーと化していたらしい。それでも当日、私のうちわを見つけた小山くんは、まさに神対応ともいうべき反応を示してくれた。天にも昇る心地とはこのことを言うのだろう。
同じグループ内で担当を2人持つことが禁忌とされてきたのは、例えばコンサートのように、2人を同時に愛せない瞬間があることが問題なんだろう。どちらかを選ぶということは、どちらかを捨てるということだ。平等に愛を注げないなら、複数を愛す資格なんてないのかもしれない。私は小山くんのことは対異性に準じる目で、てごちゃんのことは母親のような気持ちで応援している。そういう風に好きのベクトルが異なっているのだから、と自分を正当化して、しばらくはこの”一妻多夫制”を続けさせてもらうつもりだ。
人間はカメレオンではないから、視線は一方にしか向けることが出来ない。コンサート中に2人を追いかけるのは結構大変だけれど、双眼鏡という大きな眼を装備した私は、あの時やっぱり魔法にかけられて、恋するトンボになったのだ。
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ジャニーズとインテリジェンスについての考察
先日放送されていた、「NEWSな2人」を観た。自担Gながら、ああいう切り口の番組をいただけるなんて、なかなかやるじゃないかと思う。夕方のニュース番組でキャスターを務める小山慶一郎と、既刊4冊の作家先生、加藤シゲアキ。ただの「アイドル」という肩書きだけじゃやっていけない世の中だ。キャスターと作家業、これだけでもアイドル+αの肩書きとしては十分だと思うけど、それに加えて(これはジャニーズに限らないが)大卒を前面に押し出す近頃の売り出し方って一体何を志向したものなんだろうか。
舞台「グレート・ネイチャー」雑記【ネタバレあり】
#とある(社会人1年目)ジャニヲタの1日
便乗もいいところですが面白かったので私も書いてみる。
- 0:30~6:50 睡眠
多少の増減はあるが、一番スタンダードな睡眠のとり方は多分こんな感じ。結構寝なくてもやっていけるタイプなのだが、仕事中にうとうとしてしまうので出来るだけ6時間は寝るようにしている。NEWSのレギュラーものはこの時間帯までに大体終わるので、心置きなく寝れるのである。たまに入ってくる深夜帯の特番等は、仮眠を挟んだりして対応する。
- 6:50~7:45 準備
シャワー・朝食・着替え・メイクなどを全てこの時間に行う。優雅な朝とは無縁な人間なので、夜のうちに用意しておいた朝食を食べ、シャワーを浴び、顔と髪型を人前に出られる状態まで持っていき、着替えてマッハで家を出る、というような感じである。ちなみにこの間ずっとテレビではZIPが流れている。社会人になってから一度も寝坊や遅刻をしていないことがひそかな自慢。
- 7:45~8:45 出勤
通勤手段は最寄駅前(家から徒歩3分)からのバス10分+徒歩15分である。バスを降りたところにあるコンビニに毎朝立ち寄り、飲み物を買ったり発売日にはテレビ誌等をチェックするようにしている。その後歩くのはほぼ公園の中なのであまりストレスはない。航空業界とはいえニッチな職についているので、ちょっと人里離れたところに勤務先が位置しているのがたまに恨めしくなる。通勤時間にはiPodでNEWS/ABC/L'Arc/VAMPS/BRZの好きな曲だけを集めたプレイリストを聴きながら、自宅のレコーダーと連携しているアプリで番組の録り逃しがないか確認し、キーワード録画で引っかかっていた不要な番組を消去したりしている。会社には8:30前後に到着するが、そこから着替えたりメイクを直したりして45分頃に自席につく。
- 8:45~17:45 仕事
定時は9:00~17:30なので、だいたいこんな感じで会社にいることになる。昼休みは一応12:00から45分間設定されているのだが、この時間に業者対応をしたりすることが多いのであまり時間通りにとることはできない。でも別にブラックと言うわけではなく、仕事中は自由にお菓子を食べたりして勝手に休憩をとることが奨励される。若い女子ということで甘やかされている部分が多分にあって、ほぼ毎日餌付けされているために太ってきたような気がする。*1仕事領域が3つの課にまたがっていて、新入社員の事務職にしては結構仕事量が多いんじゃないかと思っている。週に1度くらいの頻度で、1~2時間の残業をすることもある。デスクマットに挟んだにゅーすの写真をみて元気をもらいながら日々業務に励んでいる。
- 17:45~18:30 帰宅
合間合間に携帯の確認はするものの、半日分のTL及びLINE等のSNSをまとめて追いながら帰宅する。聴いている音楽等は通勤と同じなので割愛。水曜日は帰宅してテレビをつけた瞬間「気になる!」が始まることが多い。
- 18:30~24:30 自由時間
自由時間と書いたが、これは特にお風呂に何時に入る、とか決めているわけではないためにざっくりとした表記になってしまった。この間に夕食、お弁当作り、家事、入浴も含まれている。ブログの下書きを書くことも多い。職業柄機密情報が多く、仕事を家に持ち帰ることは禁止されているため、基本的には自分のことだけやっている。今月は「グレート・ネイチャー」をはじめ夜に家にいないことが多く、あまり自炊が出来なかったのだが、来月からは再び頑張りたいと思う。
以上がスタンダードな私の一日である。なにも面白いことはないが、自分の生活を客観視できたのはいい機会だった。社会人として駆け出しの私はまだこんな風なタイムマネジメントしかできないが、諸先輩方の #とあるジャニヲタの1日 タグを舐めまわすように熟読し、より仕事もプライベートも、そしてジャニヲタとしても充実した日々を送っていきたいものである。
ジャニヲタの自己表現―私も過去の日記を公開してみる
小山くんがJohnny's web で連載している「メンバー愛」が先日1100回を達成し、最新100回分のバックナンバーが公開されていた。それを読んでいて、約一年の間に人の書く文章はこんなに変わるのかと思った。と、思った矢先にこれらの記事を読み、ますます過去の日記について私も語りたいという想いが出てきた。(勝手にリンクさせていただき申し訳ないです。もし不快に思われるようでしたらお手数ですがご一報ください)
私がジャニーズファンとしてインターネット上に書き込みをしたのは、恐らく掲示板が初めてだったろうと思う。大体4~5箇所に出没していた記憶がある。当時お話していた方の中には、今や某有名ツイッタラーである方もいらっしゃった。通過儀礼としてにちゃんねるも経験した。NEWSは“石鹸”と呼ばれていたし、てごほしというかわいらしいキャラクターまで存在していた。にちゃんねる用語や顔文字を駆使して文章を構成するのに一定期間ハマり、にちゃんねる用語を使いこなせることがステータスだと思っていた節がある。
そういった掲示板にレポや画像を載せ、人々と交流を図ることはあっても、個人の日記を書くことはなかった。おそらくこの時期に私はジャニヲタとしてのBlogを作成したと思う。日々の番組等の感想をかなりのハイテンションで書き連ねていた。URLを忘れてしまったことが悔やまれるが、ヤプログ→JUGEMの順で移行した。特にJUGEMブログにはかなり力を入れていて、当時流行していたPictbearを使用して画像を加工し、拙いHTMLの知識でそれなりに見栄えのするものを作って、ランキングに参加していた。
そしてその後作成したのが個人ホームページである。このころ、前略プロフィールとCROOZブログがジャニヲタの間で一大ムーブメントを巻き起こしており、私もそのブームに従った。そしてあまりPCを使って文章を書くことはなくなり、活動の場をmobile space等で作成したホームページに移した。この時、そのホームページ内でスキャン画・キャプ画の配布を行ったり、「手越祐也同盟」*1と称し、いわゆる手越担が手越担であることを自身のホームページ上で主張するためのバナーを配布したりしていた。実に手広くやっていたものである。もしこの当時のわたくしをご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ親しくさせていただきたいものです。
同時に運営していたCROOZブログには購読機能が備わっており、パスワード付の記事を更新し、購読者にのみ届くメールマガジンでそのパスワードを知らせるという形態がよくみられた。私もコンレポを書く際にはなぜかパスワード付きで更新をしていたのである。ということで、遡ること6年前、テゴマスのうた♪仙台公演後に私が綴った記事を掲載する。
じゃあいい加減書く書くと言っていたてごますのうた♪について書こうと思うわけです�*2
まずバスの中は最初こそ楽しみだねー!とか話したものの岩手県に入るころからはすっかり爆睡しました。まあよくあるオチ�←*3
んで仙台に入ったころに覚醒して画伯のカバン持ってる人いっぱいいる!ってびっくりしてた�
んでグッズ買いに行ったんだけど超ギリギリで(笑)2部始まる前だと絶対時間なかったから買えてよかった��
席は思ったよりも近くて�普通に顔見えたし�ただ私大失敗したのがペンラを忘れたのね。←まあグッズにもないしそこまで使う感じじゃなかったけど大多数持ってたからやるせなかった�*4
最初暗くなってミソスープからのドキュメンタリー?ダイジェスト?みたいなの流れてもはや泣きそうな私←
でも二人が出てきた時に一気に涙がスッって引いて!引き込まれる、っていうか。CDなんかよりずっしりしてるっていうか。ほんとに気付いたら一曲終わってる感じだった�
らら桜のギター弾いてるのにきゅんきゅんしまして�ファンタスティポの時ずっと手越さん萌えダン踊ってて超かわいかった!
個人的にかんなりMC心配してたんだけど!全然大丈夫じゃないか君たち�っていう←
トニセンBOXとかね�韓国行って目的3時間で終わるってすごいよね←
後手越さんメール返さないっていう話。私これずっと突っ込まないでおこうと思ったんだけど、あえて言わせてもらうと、君昔メール大好きキャラだったよね?(笑)付き合う女性の条件に5分以内にメール返ってくる人って書いてたよね?私鮮明に覚えてるけど�まあ人は変わるもんだからいいけど←
MCの最後にまっすーが顔洗いに行って手越さんが一人に!ちょ、あなた一人でMC出来るの�という私の予想を前にテンパる手越さん。きゅん�だよね。七夕の願い事を一生懸命考えに考えて…
(´・ш・)<プロのサッカー選手になりたい
らしいです(*^_^*)����そんな悩むことかwさんざん言っといてwといつもなら突っ込むとこですがデレ期マジックですねここは。
んでばーっと歌って!セトリうろ覚えだからやめとく。んで最後にキッスみんなで歌った時またうるっときまして�アンコールであれは反則!小さな恋の片想いもね�ほんとにあの曲大好きだからさー!最終的にはWアンコだったんだけど、三回目おねだりしたときに
(´・ш・)「曲なくてふにゃんふにゃ~ん」リ `∇´ノリ
って!尻ぷりぷり!←なにあの生き物!きゅんとしたわよ!最終的に
(´・ш・)<わがまま言ってんじゃねーよ
って言ってたらしいけどw@リ `∇´ノリ談
ほんっとーに楽しかったです����ありがとう��すごい倍率の仙台の追加じゃないやつだったんだもんね!*5マナーもそんな気になんなかった。ただ砂時計歌ってくれなかったのが悔やまれるな�アンコールで歌って欲しかった�
文字化けしているところは絵文字です。バグってて表示ができないようで申し訳ない。この記事はなぜか2つの記事に分けて更新されていたのだが、特に分量も中身もなかったのでくっつけて掲載してみた。今改めて自分の文章を読んで、よくこんな浅薄な記事を購読してくださっていた方がいたものだと思っている。当時親しくしていただいていた皆様、ありがとうございました。しかし最近すごく惹きつけられる文章を書く方が、いざ年齢を確認すると年下であることがままあり、結構驚いている。ジャニーズが高学歴化しているように、我々ファンの側もそういう風潮があるのかもしれない。
URLを忘れてしまったために、昔の自分の文章を辿れるものがCROOZブログしかないのがとても悲しい。*6ジャニヲタとして生きること12年超、私のジャニヲタとしての歴史を追うことはつまり、NEWSの歴史を追うことでもあるはずだ。だから、23歳の私は、もし30歳を超えた私がこのブログを読み返した時に、いつ何があったかということが鮮明に蘇るような、そんな文章をつづる使命があると考えている。未来の自分のための使命感がこんなことだなんて、と思うけど、でも私はジャニーズを空気のように摂取して生きているのだから、たぶんそれでいいのだ。
明日はグレート・ネイチャーの私的初日です。楽しみすぎて吐きそうです行ってまいります
『閃光スクランブル』とキリスト教
- 作者: 加藤シゲアキ
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今更ながら加藤シゲアキ先生の著作を読んで感想を述べるシリーズ(勝手に命名)も3回目。今回取り上げる2作目の『閃光スクランブル』は、実家へ帰省する道中の機内で読了した。羽田から1時間5分のフライトだったが、10分ほど残して読み終わったように思う。ちなみにうちのてごちゃんはもう読み終わったのかしら。
例によって一応たたんでおきます。今回割とぼろくそ書いてるのでご注意ください。あと、ちょっと宗教の話をしています。こちらも苦手な方はご自分で回避を。聖書については大学時代にレポート書くときに少しかじった程度の知識なので(そんなんで書くなって話ですが)、もし間違い等ありましたら優しくご教授くださいorzそれでは追記から。
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『ピンクとグレー』読書録
- 作者: 加藤シゲアキ
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文庫版『ピンクとグレー』を読んだ。恥ずかしながら、加藤シゲアキの著書は最新作の「傘をもたない蟻たちは」しか読んだことがなかった。『ピンクとグレー』刊行当時は留学中で日本にいなかったからまあ仕方がないとして、2作目の『閃光スクランブル』、そして3作目の『Burn.』は出版日前後にちゃんと購入していたにも関わらず、忙しさにかまけて読む機会を逸し、現在に至っているわけである。まもなく映画も公開されることだし、読むなら今しかないな、と思って、改めて文庫版を買いなおした。1時間弱でさらさらと読めたんだけど、なんか、想像していた物語と全然違った。これは忘れないうちに思考を整理しなければ、そう思って、慌てて筆を執っている。
例に漏れずネタバレしまくると思うので一応たたんでおきます。嫌な方はご自身で回避なさってください~。
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