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続・NEWSと「手」考

zannennen.hatenablog.com

上の記事で新生NEWSが我々ファンと手をつなぎがちであるという考察をした。鉄は熱いうちに打て、と言うので、やる気のある内に宣言通り彼らの楽曲中の「手」のモチーフについて考察してみたい。前回は対象をWhiteツアーのセットリストに限っていたが、今回はNEWSの楽曲全てと、プラスしてテゴマスの曲についても考えてみたいと思う。

 
前回の記事はツアーの振り返りという位置付けであったので、少し説明が足りなかったと思われる部分を補足する。
今回対象となるのは、歌詞検索サービス 歌ネット上にあるNEWS(各ソロ含む、Whiteツアーセットリストに含まれるものは実施済みのため、今回調査から除外)及びテゴマスの楽曲。歌詞は歌ネットの表記に基づいて記述する。(※ちなみに私には効率の良い方法など思いつかなかったため、この調査は目視で行った。漏れや間違いが存在する可能性が大きいので何かお気付きの際はご一報いただけると助かります…)
 
なお、今回は考察の際に用いるため、便宜上彼らの活動時期を人数変動に基づき①第一期:8人、②第二期:6人、③第三期:4人の3つに分ける。
 
まずはNEWSの「手を繋ぐ」と思しき歌詞を列記する。
  • つないだ手と手 つながる時間」「ドアまでの距離少し この手を離す時」―ずっと①
  • 「繋いだ手を離さないで」―with me②
  • 「ちょっとヤバめに 触れた指先」「繋いだまま 同じ歩幅」―SUMMER TIME②
  • 「囁いた言葉が 握った手のぬくもりが」―ordinary②
  • 「繋いだ温もり 綻ぶつぼみを」―生まれしきみへ②
  • 「この手をつないで 僕らは闇の先へ」―36℃③
  • 「握りしめた手から この気持ちのすべてが」―Lovin' U③
  • 「Feel like a...ほら この手を掴んで」―メガロマニア③

調査結果はこのようになった。一期はわずか1曲、二期は3曲、三期は3曲。前回の記事を参照すると、三期ではトータルで7曲になる。

特筆すべきはファーストアルバム「Touch」収録の「ずっと」が、記念すべき“初手つなぎ曲”であることだ。「ずっと」は、NEWSデビュー当時のテゴマス*1が歌唱している曲である。「愛言葉~てをひいて~」の歌詞、「てずてってとって」から文字通り「手を引く」と「ずっと」になるというのは、本人たちに意図がないことは重々承知している*2にしろなんとも皮肉めいているようにも思えるし、何だか運命のようなものも感じてしまう。

 

そんなテゴマスの二人の曲の調査結果を以下に述べる。

  • 手を繋いだままで ずっとそばにいた」―ミソスープ②
  • 「走り去ろうとした 手を握ったら」―キミ+ボク=LOVE②
  • 「手を離して 「もう行くね」」「繋いだ手 離しはしないから」―キッス~帰り道のラブソング~②
  • 「手をつなぐだけでもいいよ」「ぼくの手からきみの手に 熱が少し伝われば」―マルイチカラ
  • 「手を繋いで歩こう この道を」―チキンボーヤ②
  • 「手と手つないだ 意味があるね」―Chu Chu Chu!②
  • 「手をとりあって 駆け抜けよう」―ぼくらの空②
  • 「All My Love つないだ手を All My Love 離さないでね」―アイノナカデ②*3
  • 「かじかむ指をポケットに引き寄せて」―ユメタビビト③
  • 「はぐれない様に 手を繋いだら」「ぎこちなく歩く僕の手を 無邪気に握った」―花火③
  • 「戸惑う 僕の手をとり 駆け出す 長い黒髪」「ふいに 触れた指先 」―ハルメキ③
  • 「この手を掴んで」―色鮮やかな君が描く明日の絵③

テゴマスが予想外に手を繋いでいた。12曲。「キッス~帰り道のラブソング~」なんて、カップリング含めて3/4手を繋いでいる。どんだけだよテゴマス。

 

NEWSとテゴマスでは曲の傾向がかなり異なるので一概には言えないが、一般的イメージに則って申し上げれば、NEWSは深夜バス乗ったけど一目ぼれしちゃって相手もまんざらじゃないから途中下車してランデブー☆な曲とか、ガンジスのほとりでチューしたい!*4なんていういわゆるウェーイ系というか、ひと夏(一夜)の恋を歌った曲が多いのに対し、テゴマスは非常にさわやかである。テゴマスには奇をてらった曲と言うのは少なくて、特に近年はアーティスト指向にシフトしていることもあって、「聴かせる曲」が多いように思う。

しかし、前回のエントリーと今回のエントリーを比べるとどうだろう、NEWSもテゴマスも手繋ぎ曲は王道で、かつファン人気もそれなりに高い曲が多いのは気のせいだろうか。

テゴマスが手を繋ぐシチュエーションとして特徴的なのが、一緒に並んで歩いている時に手を握る、というパターンの散見だ。下校中の初々しい高校生カップルが、まだチューなんて無理だからせめて手くらいは…つなぐ?といったかわいらしさがある。

NEWSの曲には決まったパターンを見付けられなかったので、私のイメージをお話することになるが、どちらかと言えば私たちは一歩下がってついていく側である。そこに初々しさはあまりない。スタスタ先に歩いて行かれてしまって、「もっとゆっくり歩いてくれないかな…」なんて思っていた私たちの手をちょっと照れながら「置いてくぞっ」なんていって引いてくれるような、そんな優しさと温かさと少しの強引さがあるように思う。結局一緒に歩いてくれるのは言うまでもない。

 

結局何が言いたかったのかよくわからなくなってしまった。私の悪い癖である。

先日テレビ誌を読んでいたら、「今年のNEWSは下半期も勢いが止まらない」という文言を見た。私からすると、2015年に入ってからアー写が三回も変わっていること自体驚きなのに。彼らはまだ切り札を隠し持っているというのか。とにかく、「ずっと」同じ歩幅で歩いて行けるように、「つないだ手」を離されないように、薄給ながらしっかりと貯金だけは怠らないようにしようと思う今日この頃である。 

*1:当時はまだマステゴと呼ばれていた

*2:「愛言葉」をメインで作曲したのは手越であり、「てずてってとって」のフレーズを考案したのは増田である

*3:こちらは「テゴマスのまほう」通常版に収録されているが、初披露はテゴマスのあい♡追加公演であったため二期に含む

*4:言わずもがな「チャンカパーナ」「チュムチュム」

NEWS LIVE TOUR 2015 Whiteを終えて~NEWSと「手」について考える

(6/27続き書いてみましたのでよろしければご覧ください)

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トピック「NEWSコン」について

 

2015年6月14日、彼らは言った。「東京ドームに連れてきてくれてありがとう」と。私はこの日観た景色を一生忘れないと思う。それだけ素晴らしい空間がそこにはあった。

 

今回の東京ドーム公演では、普段は他のグループを応援している方々がNEWSに対してポジティブな感想を持ってくれていることが分かりとても嬉しかった。私も月並みに今回のライブを振り返ろうかと思ったが、少し趣向を変えることとする。

 

White Love Story」という曲がある。NEWSが初めて歌うド直球なプロポーズソング。私の中で今回のツアーで一番化けた曲だった。何か決まった振付があるわけじゃない。衣装はツアーTシャツ、正直これが本当のプロポーズならやり直しを命じたくなるほどラフな服装。それでも彼らは言う、「昔話を少ししてみよう とても素敵な恋物語 主役はそう君と僕 時計の針を戻してみよう」と。そしてこうも言うのだ、「おとぎ話の少女みたいに 君が物語に迷ったら 僕がすぐ手を引いて 明日へ導いてあげるから」。

 

この太字の歌詞はとてもあざといとさえ思う。10th Anniversaryの際に初披露された「愛言葉~てをひいて~」は今回のアルバムに収録される際に後半部分が削除され単に「愛言葉」へとタイトルが変更になっていた。この「愛言葉」内に出てくる「てずてってっとって」という言葉から文字通り「手を引く」と、「ずっと」という言葉が残る。「手を引く」ありきのこの曲のタイトルが変更になってしまったことを私は少し残念に思っていた。しかし直前の曲で彼らは言うのだ、「僕が手を引く」と。*1

 

この2曲を聴くたびに涙が出た。この曲はまるで彼らと共に進んできた私たち昔からのファンを労うかのように感じられたから。決して昔からNEWSという物語の主役は彼ら四人だったわけではなかったのに。脇役から主役へのし上がった彼らの志は高い。

 

さて、改めて今回のツアーのセットリストを眺めてみると、NEWSの曲には案外「手」が歌詞に出てくることが多いことに気づいた。以下に列記する。

  • 「君の右手を握る手は誰」「君の手 攫って 月の陰」―恋祭り
  • 「からめた指先にいつも 感じてしまうためらいが」―ロメオ
  • 「君もうれしそうで どちらからともなく 手を握る」チャンカパーナ
  • 「もう2度と離さないからこの手を」―SNOW EXPRESS
  • 「濡れた指を絡ませて 夢中で感じて」―Winter Moon
  • 「手を取って Wedding bell」「僕がすぐ手を引いて 明日へ導いてあげるから」White Love Story
  • 「晴れた日 気まぐれな風に連れられて 手を伸ばした」―愛言葉

 

「愛言葉」の「手を伸ばす」行為は、(君と)手をつなぐためと考えて差し支えないと思う。こうしてみると、NEWSがいかに私たちの「手を引いて」くれているかがお分かりいただけるだろう。「愛言葉」はメンバーが作詞作曲したという共通点から、6人時代の楽曲「Share」と度々比較される。「Share」で彼らは「辛いときは一緒に泣こう 楽しいときは共に笑おう」「一緒に歌おう」と私たちに寄り添う。しかし、「手を繋げる距離に僕らいる」のに、実際に私たちに歩み寄り手をつなぐことはなかった。

 

さらに、「手を引いて」はいないものの、「手」による何らかの動作がなされる曲についても例をあげてみる。

  • 「想像も出来ないくらい感情を握りしめて」「もう一度空を見上げ情熱を握り直す」―フルスイング
  • 「さあ 手を上げて <SKY> 顔上げて <HIGH>」「星に手を伸ばす」―Weather NEWS
  • 「I can FEEL IT 迷いを断ち切った 手放せば 手に入る Hope」―SuperSONIC
  • 「虹を掴もう 空高くかかげ 指ひろげつくる」―NEWSニッポン
  • 「せーので手を鳴らせ!FAN GOTTA LOVE 4」―4+FAN

 

2012年以降、4人になってからの曲には下線を引いた。今回のコンサートのセットリストに含まれる曲に限定してもこれである。どうだろう、NEWSは「ファンと手を繋ぎがち」で、「(上空にあると思しき)希望や夢を掴み取ろうともがきがち」で、「紆余曲折あって残った情熱や思いを握りしめがち」なアイドルなのである。どうですみなさん、NEWS、応援したくなるでしょう?(着地点)ここまでくると全曲検証してみたい。テゴマスの曲と比較しても面白そうだ。

 

 「White Love Story」でメインステージからセンターへ移動する際の光景が目に焼き付いて離れない。小山リーダーを筆頭に、まっすー、しげ、そしててごちゃん*2が続く。彼らが凛と前を見据えて歩くさまに、NEWSの未来を見た気がした。 

*1:今回のセットリストに限らず、アルバム「White」でも、「White Love Story」は「愛言葉」の直前に収録されている

*2:今思えば名前に手が含まれる人がメンバーにいた。しかもいろいろ手が早い

『傘をもたない蟻たちは』読書感想文

 

傘をもたない蟻たちは

傘をもたない蟻たちは

 

 

6月1日発売の加藤シゲアキ初短編集、『傘をもたない蟻たちは』を昨日購入、今朝読み始めて一気に読了した。いわゆるフラゲというやつである。過去に雑誌掲載されていたものとはいえ、発売前なので詳細は控えようと思うが、初見の感想をちょっとばかり記しておく。と、いうことで追記は結構というか思いっきりネタバレにあたる表現が出てくるので各自読む読まないは自己責任でお願いします。

 

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私たちのために頑張ると言い切った君へ。

今月はシゲちゃんの10000字インタビュということで、所感をツイートしたのを自分用にまとめるだけのエントリ。10000字に関しては4人のものが出そろった時に総括的に何か書きたいなあと思っている。

 

 

いつのまにか読者になってくださった方がいらしてとてもうれしいです、本当にありがとうございます…!

過去を振り返りつつ小山くんのお誕生日を祝う記事

4日ほど遅れましたが、小山慶一郎くん、31歳のお誕生日おめでとうございます!とりあえず私の愛の深さを示すため、以下にツイッターに私が書き連ねた愛情表現を引用してみようと思う。

4回もおめでとうと言う暴挙。激重。でも私をここまで骨抜きにしたのは小山慶一郎その人なわけだから!!!という謎の責任転嫁をしたところで、激重な私のけーちゃんに対する思いをちょっとだけ垂れ流そうかと思います。

私はにゅーすが4人になるまでは本当にてごちゃん至上主義の人間で、正直てごちゃんさえいればいいって思ってたし、そこまでにゅーすとかてごますとか、そういうグループに対する愛情は持ってないつもりでいて。でもいざ2人抜けてにゅーすがどうなるかわからない、っていう事態に直面したときに初めて気づいたのが、「私はにゅーすの手越祐也が好きなんだ」ってことだった。確かにてごますでいるときのてごちゃんも手越祐也にかわりはないんだけど、にゅーすの中で安心しきって、ちょっとゆるんだ表情を見せたりするてごちゃんが好きなんだ、っていうことを改めて感じて。

そんな折にチャンカパーナのリリイベと美恋魂があったわけだけど、私はその時ちょうど留学してたから行けなくて、正直もうじゃにをたは卒業かな、なんて思ったりしていた。そのちょっと前にあったまほう魂も、なんだか喪失感みたいなものに支配されていたから足を運ぶ気になれなくて、結局その辺りの1年ちょっとくらい、私はにゅーすから離れた生活を送っていた。

そんな時に、中学校の同級生から連絡が来て。「にゅーすのコンサート、(当然)行くよね?私も行きたい!」と彼女は言った。私は中学校の頃から手越担であることを周囲に公言していたので、彼女は私がそんな風な気持ちでいることなど知る由もなく、ただただにゅーす大好きな私ならコンサートに行くだろうな、一緒に行きたいな、と思ってくれたようだった。そのメールを見た瞬間、「あ、行かなきゃ」っていう使命感みたいなものが生まれて。ずっと好きだったものが変わってしまったからと言って、最後見届けずに離れて後悔しないのかなと。そうして私は幸福魂の初日、秩父宮ラグビー場に足を踏み入れた。

席なんてどこでもいいと思っていたのに、手にしたチケットは思いがけずスタンドの最前列だった。アルバムは初回Aだけ買って、ソロ曲は当日にグッズの列に並びながら友達に聴かせてもらっただけだった。今までのにゅーすの現場の中で一番丸腰で臨んだコンサートだったにもかかわらず、正直言って、それまでのコンサートの中で一番楽しかった。

突然のカミングアウト(?)になるけれど、私は自他ともに認める”良席厨”で”ファンサ厨”である。少なくとも幸福魂の時は、自チケで思いがけない良席を手にしていたので、それだけで他のコンサートよりは多少楽しめる環境にいたことには違いない。そんな私のファンサに対する欲を満たしてくれたのが、けーちゃん(とまっすー)だったんですよ、この時。てごちゃんのうちわをもっていた私に対して優しく手を振ってくれたまっすー(※この後青春魂でもまっすーは手越団扇所持の私に構ってくれた。天使か)、そして、20秒ほど私の前で立ち止まり、指さしてみたり指をくるくるしてみたりじっと見つめてみたりする小山慶一郎(当時29)。「惚れてまうやろぉぉぉ」なんて心の叫びとともに、私はすっかりけーちゃんに骨抜きにされた。

10年てごちゃんだけを応援しておきながら、今更けーちゃんが(も)好きなんて認めるのが怖くて。でも周りの子たちはみんないわゆるDDみたいな感じで、それを見てたら私は何をためらってるんだろう、と思って。むしろNEWSのコンサートに行けばてごちゃんもけーちゃんも見られるなんておいしいじゃん!と思って。そうして私はこやてご担を名乗り始めたんですよね。

こやてご担なんて言ってるけど、私は4人になってからのにゅーすのモンペだから、4人全員を本当に溺愛してしまってるし、愛ゆえの苦言を呈したりもする。でも今言えるのは、あの時秩父宮に誘ってくれた友人がいなければ、またこうやってNEWSを大好きになることはなかったし、新しい友達が出来ることもなかった。だからその子には頭があがらないなあと思っています。

けーちゃんの人想いなところがとっても好きです。自分は二の次でいいやっていうのはすごく損な性格だと思うけど、でも3人のことをにこにこ幸せそうに見ているけーちゃんを見ていると、私も幸せな気持ちになる。キャスターとしてびしっとスーツを着ている姿はとってもかっこいいのに、ちょっと抜けてるところがあって、にゅーすでいるときにはちょっと砕けて、等身大の「かっこいいお兄さん」になるところが好きです。

けーちゃんの好きなところはもっともっと列挙できるけど、私は過去のけーちゃんのことはよくわからない。昔からNEWSだけ見てきたはずなのに、私は本当にてごちゃんしか目に入っていなかったんだなあと思うと、もっと視野を広くしておくべきだったなあともどかしく思うこともあります。

今回の10000字を読んだときにそれを痛感して。にゅーすごとをてごちゃんサイドからしか見てなかった私が、如何にNEWSに対してモノラルな感情を抱いていたのか改めて気づいた。すごく優等生なインタビューだったと思う。でも、これはきっと本当のけーちゃんの気持ちに、何重かにオブラートをかけたものなんだろうなあ、と思うと。もっと荒削りの、むき出しな想いを読んでみたかった。そうすれば、もっと近づけたかなあなんて”小山担新規”の私は考えたりするのです。

もう今回のツアーもいよいよ終盤に差し掛かって、残り3箇所を残すまで。私は東京ドーム2公演が待っているわけだけど、このコンサートが終わったら、彼らは次にどんな景色を見せてくれるのか。もう先のことに心が及んでしまって、ドキドキわくわくしています。

改めて、小山慶一郎くん、お誕生日おめでとうございました。近頃お仕事が順調そうにお見受けしますが、その優しさと責任感ゆえに何か背負い込んでしまっていないか、少し心配になることもあります。たまには甘えて、時には休んでリフレッシュして、もっともっと高みを目指していってほしい。けーちゃんとNEWSの未来に幸あらんことを、心からお祈りしています。

NEWS LIVE TOUR 2015 White

名古屋3公演行ってきましたので備忘録もかねてさくっとメモ!

席はスタンドH→アリB2→アリB5でした。ガイシ初めて行ったんだけど見やすいね!個人的には横アリより好き。スタンドHは俯瞰できる感じでとっても見やすかった。二日目のアリB5も距離感がいい感じで楽しかったな。以降追記でネタバレしまくってますので十分にご注意ください!(そもそも見てくださってる方がいるのか謎である)

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ブレイク論争に思うこと。

タイトルの通りなんですけど、某有名ブロガーさんの「嵐はいつからブレイクしたのか?」という話題がいろいろ派生してるので私の見解を述べてみたいと思って筆をとっています。とはいえ、私が語りたいのは嵐についてではないです。ずばり、「NEWSはブレイクするか?」ということ。

始めに私の意見を述べるとすれば、願望にはなりますがNEWSにはブレイクせず今のままでいてほしいと思うのが正直な気持ち。彼ら自身からは「嵐みたいな存在になりたい」という言及があった(2015.1.6 KちゃんNEWS内)ので、それを応援したいという気持ちはもちろんあります。

あくまで個人的な意見なので聞き流してほしいのですが、私がNEWSを応援し続けている理由の一つに、「私がNEWSのファンであらねば」というある種の義務感があることは否めません。たぶん少なからずこういう感情を抱いている人っていると思うんですよね、人数が減る前から今のNEWS4人のうちの誰かを応援してきた人には特に。私が好きになったころの自担は別に特別推されることもなく、正直歌が上手くなければデビュー出来てたどうかも怪しい感じで。コンサートのMC中には宇宙と交信してるし、珍しい名前のインパクトで覚えられはするんだけどそこまで人気と実力はついてこない、みたいな感じだった。

8人から6人になる過程で2006年いっぱい活動休止になったのも、グループにとってはかなりの痛手だったと思う。ピンだと人気の程度でページ数がアサインされるから、今のNEWSの4人は1人1ページずつしかもらえない媒体もあった気がする。ただでさえグループの印象が決してよくはない中で活動を休止する、この時点でNEWSは伸びしろを失ったのだと思う。

NEWSの派生としてテゴマスが存在するのってすごいことだと思っていて。一時で終わるのかと思いきやもう9年目に入っていて、年々求める音楽性が研ぎ澄まされ、ジャニーズ内でも異色のユニットになっていくのがすごい。すでにグループとしてデビューしてる二人を詩に秀でてるという理由でデュオとしてデビューさせるってのもすごいけど、それが本体の活動休止中の出来事だっていうのが改めて考えるとすごい。この時レッドの彼は期間限定ユニットに入って活動して、ブルーの彼は向こうのグループがあって、だからコヤシゲはこの時どんな気持ちだったんだろうと思うと、本当に胸が締め付けられるような気持ちになる。

NEWSはもともとレッドの彼とその仲間たち、っていう位置づけだったから、個人仕事がたくさんもらえるわけでもない(その割にはドラマとかもらえてた方だと思うけど)。何よりせっかくレッドの彼がドラマで主演しても主題歌のタイアップはもらえないし、ブルー(向こうではイエローですね)の彼がドラマに出てもタイアップもらえるのはむこうのグループだったので、そういう方面からの露出も期待できない。当時4人にはそういう閉塞感がずっとあって、本人たちもそれを自覚して何とか歌番組とかで爪痕残そうと必死だったと思う。

LIVE!LIVE!LIVE!前後からは、もうグループの中がゴタゴタしてきてるのが傍目にも明らかで、本当に見ていてつらかったので私はコンサートに足を運ぶことはできませんでした。それを確信したのは走魂かな。あとからいろんな経緯があってあの4人だけで番組をやることになったと聞いたけど、当時はやっぱりな、という感じだった。逆に4人でいるのを見ている方が心も安らいだし、こんなことをいうとなんですが4人になってほしいと心のどこかで思ってる自分がいた。この辺りで私は約1年半ほどジャニヲタを離れます。大学生になって新しい環境に慣れてもなお、あんな状態のNEWSは見ていられなかった。

そんな折に飛び込んできたのが2人が脱退するという知らせ。正直やっぱりな、という感じで、そんなに驚きやショックは感じなかった。ここで頭をもたげるのが冒頭で述べた「私がNEWSを支えなきゃ」という義務感です。二枚看板を失った今、NEWSはグループとしてやっていけるのか。私の心配は杞憂に終わったと思う。チャンカパーナで華々しく再スタートを切った彼らは、王道のアイドル道をひた走って、みんなの王子様としていつも私たちに「愛してる」と愛情表現をしてくれるまでになりました。隅っこでUFOを探してた彼は今やグループのエースになったし、チャラチャラしてた彼は立派に夕方の報道番組でキャスターを務める。ドラマに舞台に活躍するかと思えば一人は本を書いて作家先生と呼ばれたり、一人は朝の情報番組でマダムとデートしてみたりもする。昔その他大勢に分類された彼らは、客観的に見てもかつての二枚看板を凌ぐ活躍をしていると思います。

今の彼らに足りないものがあるとすれば、それは定期的な露出と知名度以外考えられない。やはり一週間に一度でもいいからグループとして冠番組があるに越したことはないと思う。個人仕事が充実してきた今、一人ずつの名前を売り込む機会はある程度確保されてきた。だからこそ、彼らがみんな大切にしている「NEWSの○○」というこの冠詞をもっと広められたらいいと思わずにはいられません。あと、これは他の方もおっしゃってたのですが、誰かがドラマか何かで主演をして、かつその主題歌のタイアップを得ること。タイアップの効果ってやっぱり計り知れなくて、W杯でも実感したように、”なんか耳に残る”っていう感覚を糸口にCDを買ってくれる人がいる。そこからファンになってくれる人がいる。もっと間口を大きくして、餌をたくさん撒くに越したことはない。

なんだか人気が出てほしいみたいな書き方になってしまいましたが、私の意見は”現状維持をしてほしい”ことに変わりありません。たまに昔に戻ってほしいと思うことさえあります。新しいファンが増えることはとても嬉しいことだけど、ファンの民度を疑うような、評判が地に落ちる出来事があったことは記憶に新しいと思う。他のグル―プがブレイクしていく過程に私は立ち会ったことがないのでわからないのですが、自分でチケットが1枚も取れなくなったり、グッズを買うにも抽選があったり、そんな風になってもなお応援していける自信がないという身勝手な理由もあったりする。あとは彼らが携帯電話会社のように、既存軽視、新規重視になったりするのではないかという恐怖もあります。今まで応援してきたことを無碍にされるのではないかという不安。ただでさえファン層が変わりゆく事実を突き付けられている今、私は自分がどう身を振ればいいのかすら分からなくなりそうで怖いのです。

とはいえ、私はいわゆる”担降り”や”ヲタ卒”をするつもりはないし、できるとも思っていません。先述の義務感が私を縛る限り、葛藤を抱えながらも彼らを応援し続けるに違いないのです。